電話をかけるご相談フォーム

日々のトラブル

賃貸借契約のトラブルには、家賃滞納、建物明渡しのトラブルや原状回復をめぐるトラブルのほか、次のようなトラブルが生じることがあります。

1. 賃料増減額請求をめぐるトラブル

image17.jpg所有する土地建物の固定資産税や所有するマンションの管理費が上がったため、賃貸人が賃借人に賃料の増額を求めたり、逆に、賃料の近隣相場が下がったため、賃借人から賃料の減額を求められたりすることがあります。

このような場合、通常は、まずは賃貸人と賃借人間で話し合いによる解決をめざしますが、話し合いがまとまらず、調停や訴訟になることもあります。

2. 賃借人間の近隣トラブル

image18.jpg賃貸マンションにおいて、隣室や上階の居住者の話し声や足音・ステレオの音等の生活騒音やその他様々なことが原因で、隣人同士でトラブルになることもあります。

賃貸人は、すべての賃借人に対し、貸室を使用収益させる義務を負担していますから、貸室がこれに適する状態になっていないのであれば、賃貸人にはこの問題を解消する義務があります。

その際、対応を誤れば、賃貸人が賃借人同士のトラブルに巻き込まれてしまうことになりかねません。

3. 無断転貸のトラブル

image19.jpg賃借人が、賃貸人に無断で、貸室を転貸することは原則として禁止されています。

ところが、賃借人が、賃貸人に無断で貸室を他人に転貸してしまい、トラブルになることがあります。

このような場合、賃貸人は、賃借人の無断転貸により、賃貸人と賃借人の信頼関係が破壊されるに至っていない場合でない限り、賃貸人は、賃貸借契約を解除することができます。

また、賃貸人は、貸室を使用している者に貸室を明け渡すよう請求することができますが、誰が貸室を使用しているのか、名前がわからず、明渡し請求の手続が困難になることもあります。

4. ペットに関するトラブル

image20.jpg最近の賃貸借契約では、賃借人が犬・猫などのペットを飼うことを認めていることもありますが、賃貸借契約上、ペットの飼育が禁止されていることもあります。

ところが、賃借人が、賃貸借契約に違反して、貸室内で、犬・猫などのペットを飼育し、トラブルになることがあります。

当事務所では、このような日々のトラブルに関する法律相談にも応じます。